映画監督の山田洋次氏(86)が演出する、劇団新派の初春公演「家族はつらいよ」(来年1月2~25日、東京・三越劇場)の製作発表が3日、都内で行われ、女優の水谷八重子(78)や波乃久里子(72)らが出席した。その模様を、4日付のスポーツ各紙が報じている。
 同作は、山田監督がメガホンを執った同名映画(2016年公開)の舞台化で、監督のオリジナル作の舞台化は初めて。
 熟年離婚をテーマに家族の姿をコミカルに描く内容で、山田監督は「舞台にするなら、家族のような劇団の新派以外にないと思っていた。劇場で笑ったお客さんが帰る時に“人ごとじゃないな”と思う作品にしたい」と意気込んだ。
 水谷は、新派誕生から満130年の節目を飾る舞台に、「平成時代のお芝居は今回が初めて」と感慨深げに語った。
 山田監督が新派の演出を担当するのは、「麦秋」(2010、2012年)と「東京物語」(2012、2013年)に次いで3作目となる。
 波乃は、弟の故・中村勘三郎さんが、07年に山田監督の演出で歌舞伎「人情噺文七元結」を上演した際に、「すごい人に出会った」と興奮していたエピソードを披露。
 その縁もきっかけで、山田監督が新派作品も手がけるようになったそうで、「山田先生の魅力は新派の魅力です」とアピールした。