落語家・桂文枝(73)らが18日、大阪国際がんセンターで、「笑いとがん医療の実証研究」に取り組む演芸公演「わろてまえ劇場」をスタートさせた。19日付のサンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツ各大阪版が伝えている。
 研究は、同センターが日本で初めて取り組む試みで、がん患者と患者に接する医療関係者を対象に、お笑いを定期的に鑑賞することにより、生活の質(QOL)や免疫機能に与える影響を明らかにするもの。
 8月まで計8回、患者が落語や漫才を楽しむことになっており、関西に拠点を構える吉本興業、松竹芸能、米朝事務所が協力する。
 第1回公演となるこの日は、文枝が弟子の桂三風(55)、桂三語(31)とともに出演し、40人の患者と医療関係者の前で、創作落語「ぼやき酒屋」を披露した。
 文枝は、「昔から『笑いは気の薬』と言われた。ひと時でも患者さんが病気のことを忘れてもらえるなら」と語った。
 また、文枝は将棋好きでアマチュア初段の腕前とあって、この日、関西将棋会館で行われた加古川青流戦トーナメントで、デビュー後の公式連勝記録を18に更新した最年少プロ棋士・藤井聡太四段(14)の話題に及ぶと、「うらやましい。若い子が彗星のごとく現れて、たぶん、将棋界を救う。落語界にもこんな新星が出てきてほしい」とうらやみつつ、「せっかくやし、ここで藤井さんと対談したい」と話した。